2015/12/14 私も生徒も、とてもとても未熟です。だから・・・
私が常に心掛けている事。
多々あるのですがそのひとつ。
私には一度の説明で生徒を完璧に理解させる能力がないという事です。
自分ではうまく説明できたなあ、と思う事はあるのですが(笑)
それはただの自己満足です。
とても上手に説明出来たとしても、生徒がきちんと理解出来ているとは限りません。
というよりも一度くらいで理解出来るわけがないと思っておいた方が無難です。
実際一度説明してほぼ理解出来る子なんてほんの一握りです。
私にはその能力がないし、生徒も一度で全てを吸収出来る能力がない。
その前提に立って指導する事がとてもとても大事だと思います。
今日過去問を解いた生徒からわからないところの質問を受けました。
とても勉強が苦手な子です。苦手ですが頑張っています。
まず問題を眺め、現時点で私が×を付けた問題は出来なくてもよい。今は無視しろ!
(前回のブログで述べた生徒毎の取捨選択という戦略です)
それ以外の問題が解けたら合格出来る!あと20点分頑張ろう!
とりあえず生徒と一緒に、というか説明しながら私が20点分の問題を解いてみる。
ここからです。
今説明したところ、もう一回自分で解いてみろ!
先生が説明しながら解いたからわかった気分になってるけど、
1回説明聞いたくらいで全部出来るようにならんから!
もし1回で全て理解出来るようになったら君も先生も苦労せんねん!
さっき説明聞いたからと言って質問しずらいとか思うな!何回でも聞け!
先生もさっき説明したやないか!とか言わんから。
実際もう一度解かせてみましたがやっぱり出来ないところの方が多い。
もう一回!あとは出来るまで繰り返しです。
このプロセスがとても大事だと思います。
そう考えるとセルモシステムの繰り返し学習はとても理にかなっていると思います
ちなみにですが恐らく集団授業でここまでは授業形態的に出来ないでしょう。
個別指導塾でも同じ問題の説明に何度も授業を費やす時間はないと思います。
(莫大な授業料を支払えば別ですが)
当塾は・・・自習対応での一コマです(笑)