開校への想い

セルモ茨木学園南教室開校への想い

長文です。お時間あればお付き合いください。

社会に必要とされる人材を育てたい

私は社会人時代、新入社員、若手社員の教育等に携わっていました。いつの時代も今の若いもんは・・・と言われるのでしょうが。

・カラオケ大好きなので誘ってください!
・バーベキューは得意なのでいつでも声かけてください!
・グループのリーダーはじゃんけんで負けたもの・・・

受け身です。

ゆとり世代?バブル崩壊後の安定志向?色々と言われます。
こと、学習塾でも思い当たる節があります。

わからない問題が出たら自力で解こうとせず、すぐに質問する。
生徒「先生この問題わかりません!」
先生「どれどれ?この問題はね?」
丁寧に教えるのが仕事だと信じる(アルバイト)先生。解き方を聞いただけでできるようになった気になる生徒。

過度に教えすぎる事は生徒の考える力を奪い、成長の芽を摘む行為です。

もちろん質問自体はいいことです。しかしわからない問題が出たら自力で解こうとせず、すぐに丸投げの質問をする。
その姿勢を正します。質問の質を変えます。
質問の仕方から指導します。

セルモ生の質問
わからない問題に出会う。
繰り返し演習してみる。解説とにらめっこ。それでもわからない・・・
「先生、この解説の3行目までは理解できたのですが、どうして4行目になるのですか?」

違いは一目瞭然です。

当塾は自力で解法を読み取る力を養います。
わからないところがあった時、自分で解こうという気になります。わからないところは自分で解説を読んで理解しようとする習慣がつきます。そのうち自分で読み取れるようになります。読解力の訓練!すべての基本です。

Qこの漢字なんて読むんですか?
Qこの単語の意味わかりません?
セルモではこのような質問する生徒はほとんどいません。
はじめはする子いますが、しなくなります。
自分で辞書で調べろという話です。

もちろんお子様の状況によっては家庭教師のように1から10まで張り付いて教えなければいけない時もあります。
その時はみっちり教えます。しかしそれは過程です。

将来必要とされる能力!

自分の力でできた!その体験を積み重ねてあげたいと思ってます。

感謝の気持ちを育てたい

朝開放、生徒は6時にやってきます。お母さんが作ってくれたおにぎりやお弁当を頬張りながら勉強してます。

お母さんにお弁当もらうときありがとうって言ったか?

同じく朝開放、大雨の日、割と遠くの女子が朝一番にやってきました。お父さんが車で送ってくれたそうです。そのままお父さんはお仕事に行かれるのかと思いきや、家に帰ってご飯食べて慌てて仕事に行かれたとのことでした。

お父さんにありがとうって言ったか?

事あるごとに必ず聞くようにしてます。
ほんまにありがとうって言ったか?先生確認するぞ!(笑)

私が生徒になり替わってお礼を言いたくなります。

生徒が朝6時に来るという事はお母さんはそれより早く起きて、生徒を起こし、お弁当を用意してくれているという事です。
本当に有難い・・・

多感な時期だからこそ大事にしたい。そう思ってます。

卒業生!受験前日最後の日

明日朝家出る前に
「お母さん今までありがとう!今日頑張ってくるわ!」と言って試験に臨みなさい。

そう生徒に伝えました。

すると翌日お母さんから
「今朝試験に行く前にお母さんありがとう、頑張ってくるわ!」と言って出ていきました。感動してそのあと号泣してしまいましたが、あれ先生ですよね?そこまで指導してくれてありがとうございます。
とメールをいただきました。

本当にそのまま伝えたんやな~(笑)伝わってよかったです。

生意気申してますが、私は親には心配や迷惑をかけ続けてきたタイプです。「親孝行したいときに親はなし」も体感しました。(母親はまだピンピンしてますが(笑))

自分が中学の時に塾の先生に同じこと言われても、絶対無視していたでしょう。

・当塾を選んでくれた生徒、保護者様
・リスクある独立を許し、応援してくれる家族。圧倒的に休みは減りましたが、それでも文句ひとつ言わない家内と息子
・この地に開講するに当たり、お金がなかったのでかなりわがままなお願いを申しました。その条件を全て受け入れて、この場所を提供してくださったオーナー様ご夫妻

私個人が感謝の気持ちでいっぱいです。

感謝の気持ちを忘れず、生徒の為にできる事は何でもする。少しでもお返しできるよう全力で臨みます。