塾長日記

2016/06/16 塾に頼る前にすべき事ってたくさんあると思います。

1年ほど前。息子の習い事を見学しに行った時の話です。

 

保護者席でたまたま私の隣にいらっしゃったお母さんが

ママ友さんに担任の先生の不満を爆発させておりました。(お二方とも私は全く存じない方です)

 

盗み聞きもよくないのですが、真横でとても大きな声で話をしていたので否が応でも聞こえてしまいます。

職業柄興味もあったので黙って聞いていました(笑)

 

小1の時の担任の先生が息子のプリントだけ花丸をくれなかった。

確かに息子のプリントを見ると線をきれいになぞれていない。(はみ出している)

線を引くくらいどうってことないし、花丸一つでモチベーションが上がる年齢なのに何故花丸をくれないのか?

その旨話をし、花丸をつけてもらえるようお願いしたけれど花丸くれない。

子供が勉強に興味を持つかどうかの大事な時期なのに、そんな子供のモチベーションをあげる術も知らないハズレの先生に当たってしまった。

そのせいで息子は勉強に積極的に取り組まなくなった。

だから小1から塾に通わせている。

 

そんな内容でした。

 

私はその話を聞いてとても違和感を感じました。

 

そもそも線を引くらい?の事が出来ない原因は何なのか?

性格の問題か?ポテンシャルの問題か?躾の問題か?

お母さんなりに把握しようと努めているのか?

 

子供がこんなくだらない事なんで真面目にしないとあかんねん?と思っているパターン

(ポテンシャルの高い子に結構あります)

成長が早い遅いも多分に影響する時期ですし、多動性などの疑いがあるかもしれません。

そもそも性格やポテンシャル以前の問題で宿題課題には真剣に取り組まなければいけないという教育をしっかりとしているか?

 

今どきのお母様が忙しいのは十分に承知しているつもりですが、塾に頼る前にすべきことはたくさんあると思います。

 

しかし我が息子の事です。心配なのもよ~くわかります。

花丸をお願いしたりはしませんが、自分ならどう思うだろうか?

とも思いました。

 

家内にその話をして

自分だったらどう思う?と聞いてみたところ

 

厳しい先生に見てもらってよかった!と思う。

きちんと出来ていないのに花丸なんかもらったらそれでいいと思うやろ?

 

との事でした。

私も家内に同感です(笑)