塾長日記

2018/01/11 チャレンジテストいいね!と言ってる人に出会ったことがないのですが・・・

今日はチャレンジテストでしたね。

大阪府独自の制度です。

 

大阪府立高校入試の内申評価が相対評価から絶対評価に変更したことによる不公平をなくすための制度だそうです。

正直申し上げて私の周りでチャレンジテストいいね!と言う方に巡り合ったことがありません。

塾関係者はもちろん学校関係者の方も含めてです。(私個人の狭い狭いコミュニティでの話ですが)

 

チャレンジテストがある事で不公平が是正されるとも全く思いません。

 

昨年、どこかの中学で数十人規模の生徒が欠席したというニュースがありました。

多分今年も似た様な事が起こるのではないでしょうか?

何故ならその学校の生徒誰も損しないからです。

 

学校の平均点が高ければ(中学校)評定の平均点を高くつけることが出来ます。

個人のチャレンジテストの点数が悪ければ(個人の)評定が下がる可能性があります。

しかも受験しない事によるペナルティはありません。

 

優秀な生徒だけにチャレンジテストを受験させて学校平均点をあげてもらう!

学校の平均点を下げてしまう生徒には欠席を促す。

成績がさがる可能性がある生徒はあえて受験しない。

我が校の生徒の事を思うからこそ、そのように考える学校(先生)があっても不思議ではありません。

 

もちろんフェアではないと思いますよ。

ですが現状ではこのような操作が可能です。

 

授業態度がすこぶる悪く手を焼いているような生徒(生活態度において5をつけられるレベルではない)でも、

チャレンジテストの結果さえ良ければそれだけで5がとれます。

成績はよくないけれど、とても真面目で一生懸命!

頑張りを評価してあげたい生徒ですが、チャレンジテストで点数が取れなければ評定は下がります。

それじゃ学校の先生の存在意義もない。

 

内申の平均点はもちろん副教科にも影響します。

5教科の平均点が悪い中学にいるがために副教科で5や4が取りにくい。

 

誰が見てもおかしいと思うのですがどうでしょう。

 

そこまで公平にこだわるのなら年5回の定期テストを全て一斉に行えばいいのではないかと思うのですが?

学校関係者は反対するかもしれませんが(笑)

もちろん予算や手間を考えたら現実的ではないですけどね。

 

今日チラッとお昼のニュースで言ってましたが来年も実施予定だとか。

 

もう少し現状を見てほしいですね。

 

小生意気な投稿になってしまいました。

あくまで個人的見解です。

失礼しました。